気持ちだけじゃダメなんだ
心理ナビゲーターの斎藤せい子です。
久しぶりの友人と会いました。
彼女は女優・・・というか役者です。
私たちの中では、女優や俳優と役者って、なんか違うよね
って思っているのであえてこの呼び方で。
彼女の出た映画が映画祭の賞を取ったという、うれしい
報告をもらって楽しい時間を過ごしました。
この映画ではありませんが、
現場にはあまり演技の訓練をしたことのない若い人もいて、
その中の一人に以前こう聞かれたことがあるそうです。
「どうやったら、そんな迫真の演技ができるんですか?」
(そのときの彼女の芝居でスタッフさんや共演者が泣いたそうな)
そのときの彼女の答えは
「どこの筋肉をどういう風に動かしたら見ている人に伝わるか
何パターンも考えて、鏡の前で出来るまでやって本番に臨むの」
例えば悲しい芝居のときは、悲しい感情を呼び起こすのは当然だけど
気持ちだけ持っていても、見ている人には伝わらないことも多いから
具体的に悲しそうにみえる技術・表情や体の動かし方が必要なのだそう。
なるほど・・・ですね。
実生活でも同じこと。
どんなに相手に対して良いこと考えていても
伝わらなくては寂しいし、意味がない。
そうしたら、どうすれば自分が思っていることを相手に伝えられるか
よりうまく伝えられる方法・手段を考えよう。
それがきっとコミュニケーションの第一歩です。